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 11.神輿職人いろいろ
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 13外国人と神輿・英
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神輿うんちく学14
外国人と神輿・和文 文:アンドリュー・カニング
(東京大学・外国人研究生)
神輿担ぎから生き残るための救命袋 Andrew CONNING

 神輿を担ぐのは、外国人にとって、古代な祭礼、古風で趣きのある遺風のように見えるかもしれない。祭りに参加する人々のほとんどの人は、表面上の儀式的な意義を語れる:神輿を担ぐことによって、氏神が町を視察し、祝福してくれる。実は、今日の祭りは宗教的な意味より、社会的な意味を持っているのである。未だ現代にも有意義な目的を追求する:その地域の独自性と団結を保ち続けること。日本での地域密着型な生活に参加したい外国人にとって、御神輿を担ぐことに勝ることはないのである。
 一昨年より毎年続いた私の地元での神輿担ぎ、今年でもう3年目になる。近所に住んでいる私の知り合いが神輿専門家であることを知り、鎌倉にある関東の神輿生誕地に招待してくれた。今現在ご覧頂いているサイトは、その鎌倉にある神輿工場の大将である古谷晃康氏のものである。その大将が複雑な神輿の組み立て方の秘密を伝授してくれた代わりに、今こうして私が大将に頼まれて神輿を担ぐポイントを書いている訳である。ので、ぜひ日本の祭りに参加し、本物の神輿を担いで楽しい思い出を作って頂きたい!

神輿体験へ招待されるために
 どのように外国人が神輿を担げるようになるのか。やはり、神輿を担ぐのは、伝統によって町内の人々の排他的な特権であった。当たり前だが、その鍵はその地域に長い間滞在し、時間をかけて地域の人々との関係を築くことである。地元の店舗をなるべく利用し、祭り以外の町の活動に参加すると、町の本格的な“住民”として、親しむことができる。運が良ければ、町内会長にさえお会いできるかもしれない。祭りのある町に長く住んでいて、本当に興味をもっていたら、ほとんどの外国人が祭りに招待されるだろう。しかし、これはその外国人がどれほどその町に溶け込んでいけるかということである。結局に、祭りというのは、或るパーティーではなく、地域の存在を強調することである。

神輿体験を生き残るために
 神輿はそんなに大きくないかもしれないが、重い。ほとんどは密集したケヤキで創られて、硬い金鍍金の飾り金具に覆われている。神輿はミニチュア神殿のような形に創られて、厚くて、湾曲した下広がりの屋根がある。この重い屋根は、何百本の手のひらサイズの垂木とひじきによって支えられている。屋根の組み物を支えているのは、四つ角の四本の柱と真ん中の一本柱である。全体の構造はほぼ中心まで、ぎっしりと詰まっていて、真ん中の空洞は手鏡がやっと入るくらいしかない。もっとも重い金具、繊細に見える鳳凰でさえ?キロはある。神輿の屋根から突き出たS字型の龍の頭と四つの巨大な屋根紋もそれぞれ?キロはある。全体は縦横?pの檜の棒に乗せてある。全部を二時間の間に上下に動かすことでもたらされる、数日間襲う肩と背中と足の痛みが、祭りそのものより忘れ難いことになりかねない。

筋肉をいためないようにするために
1.まず体づくり。背中の筋肉と足の筋肉をつけること。スクワットは最 適。
2.タオルか柔らかい布を肩に乗せること。乗せたタオルが落ちないように、それで滑って怪我をしないように、しっかり固定すること。
3.腰や背中を曲げずに、膝を曲げること。
4.スニーカーを履きたいと思うかもしれないが、自分以外の人達は足袋を履いていることを忘れてはいけない。もしスニーカーの足で誰かを踏んでしまったら、怪我をさせてしまうかもしれない。もし足のサイズが27センチ以上なら、町内会に早めに伝えた方がいい。

 もし身長が175p以上なら、となりで神輿を担いでいる人は空気を担いでいるかもしれない状態になりかねない。明らかに、自分自身と同じくらいの身長の人のとなりで担ぐことは大切になってくる。ただ、同じくらいの身長の人がいるとは限らない。足を開くことによって、自分の背を低くしようとしても、神輿を担いでいる間は、絶え間ない屈伸運動が続くため、足を開いたままにしておくのは大変困難である。神輿を担いでいる間はすぐ隣に他の人がいるので、足を開く隙間さえない。後ろに反って背を低くしても、その行為は背中のために、大変危険な状態である。それよりも、運動で鍛えた足で、膝を少し深めに曲げることである。

 全部だめなら、神輿の前で押さえる役目をすることができる。押さえる人の背が高ければ高いほどその身長を利用してしっかり神輿を押さえることができる。しかしそんなに簡単な役目ではない。押さえる人が神輿を適度の早さで誘導しなければならない。早すぎると、神輿が上下せず、躍動感がない。ゆっくり過ぎても、担ぎ手は疲れてしまう。道の車や路駐の車や、その他の障害物に注意しなければならない。また、コーチとして担ぎ手が就かれていたら、元気な人と交代させなければならない。以上の理由によって、押さえる役は神輿経験の長い人が適役でやる。結局に、担ぎ手の方が、押さえる役より簡単であることが分かるだろう。

 ここに挙げたいくつかの助言は、いかに神輿の痛みを回避するかということだが、この神輿の痛みを探求している人さえいるのを忘れてはならない。この人達は肩にタオルなどを置かず、いつも一方の肩で神輿を担ぎ、東京の祭りという祭りに何回となく参加し、祭りの季節が終わる頃には、肩に出来た「神輿だこ」というコブこそが、担ぎ手の「勲章」なるのである。なので、このサイトを読んでくれている人達が、自分でこの価値のある痛みを取るかどうか、決めて頂きたい。

神輿体験を楽しむために
 共同の傷みや苦しみを楽しむ他に、人間トレーラータイヤとしての経験を楽しめるだろうか。ここでルールを思い出しておこう:「一度、神官が神輿を神聖にすると、神輿は担ぎ手の支配下ではなく、神によって操作される」。神輿が上下左右に大きく揺れ、ジグザクに激しく動き、担ぎ手のかけ声が大きく響く時、神は喜んでいるのだ。神輿が元気なくあまり動かず、弱々しくかけ声が聞こえる時、 人々は神が死んでいるとみなす。担ぎ手と神は一体なので、神が死んでいるということはあなた自身にもあてはまるのである。
 そのように考えていてはぜんぜん楽しめない。元気よく神輿を上下に揺らさないと、日本の祭りの満ちあふれる共同活気は味わえない。調和が不可欠である。担ぎ手全員の動きがバラバラで揃わないと満足できない。あなた自身も周りに合わせなければならない。祭りのために、大きな寄付をくれた店の前や、差し入れをしてくれた家族の家の前に神輿が来た時、なお一層盛り上がりを見せ、全力で神輿を揺らす。疲れで倒れそうになることを考えずに、神輿を担げば、疲れきる前の絶妙なタイミングで、交代してくれるだろう。あなたの努力は神輿の浮揚力である。あなたや他の担ぎ手の苦闘の上で、神輿は鳥のように舞う。その時、人は神輿が生きていると感じ、あなたもそれを感じるはずだ.



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